■辞めたいって言ったときに、引きとめにあったらどうしよう…
■うまく丸め込まれて、なかなか辞められないって聞くし…
■説得されちゃったら、反論できない…
看護業界は人員確保が大変なので、退職しようとすると引きとめにあうのは、よくある話しです。
退職を考え「辞めたい」と言ったときに、引きとめられるかもという不安の気持ちはよくわかります。
でも、引きとめられることで今よりもっと苦しい状況になるかもしれません。
この記事では、引きとめられたときの対応方法と引きとめを断るテクニックを紹介します。
私は、同期や同僚が引きとめで悩んでいるのを近くでみてきました。
この記事を読めば、引きとめられないための事前準備や引きとめられたときの対応方法がわかります。一歩踏みだす勇気を持ちましょう。
✅引きとめられないために、退職理由をはっきりしておく・上司との関係をよくしておく
✅引きとめられたときの対応方法は、まずは自分の気持ちを落ちつかせて、退職理由を再確認する・そして感謝の気持ちを伝える・聞き役になる ・相手の気持ちに寄りそう
✅引きとめを断るテクニックは、断りかたを工夫する・「いいえ」とはっきり言わない
引きとめられないための事前準備
引きとめられないための事前準備は2つあります
- 自分の退職理由をはっきりしておく
- 上司との関係をよくしておく
自分の退職理由をはっきりしておく
自分の退職理由をはっきりと伝えると、上司や同僚が理解しやすくなります。理由があいまいだと、上司や同僚に引きとめられてしまいます。
また、自分の退職理由をはっきりさせることで、自分自身の決断を確信することができます。
>>退職理由を言語化しよう!【看護師が退職をきめる前に】知っておきたい4つのポイント
上司とのコミュニケーションをよくとる
上司とのコミュニケーションをよくとることで、引きとめに対する不安や抵抗感が軽くなります。
コミュニケーションがとりやすい環境であれば、退職を伝えやすくなり、相手も理解しやすくなるため、引きとめられなくなる可能性が高くなります。
引きとめられたときの4つの対応方法
退職を引きとめられたときには、対応方法は4つあります。
- まず自分の気持ちを落ちつかせる
- 感謝の気持ちを伝える
- 聞き役になる
- 相手の気持ちに寄りそう
自分の気持ちを落ちつかせる
引きとめられたときに、まず自分の気持ちを落ちつかせましょう。冷静になって、退職したい理由を再確認してもう一度伝えます。
相手の気持ちによりそって、ていねいに説明することで、円満な退職ができます。
感謝の気持ちを伝える
相手との関係性を大切にし、感謝の気持ちを伝えることも大切です。
聞き役になる
引きとめられた場合、相手の話しを聞くことが大切です。
相手がなぜ自分を引きとめたいのか、どのような理由で残ってほしいのかを聞くと、自分の退職理由を再確認できます。
また、相手の話しを聞けば、こちらの話しも聞いてもらいやすくなり、退職理由を理解してもらえるでしょう。
相手の気持ちによりそう
引きとめられたとき、相手の気持ちによりそい理解を伝えると、相手との関係を悪化させません。
相手が不安ならば、自分がどのように対応するかを伝えることで、相手を安心させることができます。
相手に感謝していることを伝え、これまでの関係をふり返ることで、円満な退職につながります。
引きとめを断るテクニック
引きとめられる可能性があるのを前提に、上手な断りかたを知っておく必要があります。
引きとめる側にとっても退職は困るため、感情的になりやすいです。
そのため、相手の気持ちを否定しないで断ることが大切です。相手の立場になって言葉をえらびましょう。
断りかたを工夫する
引きとめにあったとき、相手の気持ちを傷つけず、かつ自分の意志を伝えるためには、断りかたに工夫をすることが大切です。
退職の理由をくわしく説明したり、自分自身の成長のために退職するというポジティブな理由を伝えたりすることで、相手に納得してもらいましょう。
「いいえ」とはっきり言わない
引きとめを断るときには、はっきり「いいえ」と言うのではなく、ていねいな言葉づかいで自分の意見を伝えるといいです。
引きとめに使われるフレーズと、誰に言われるか知っておこう
引きとめでよく言われるフレーズと、誰に言われるか知っておきましょう。
引きとめでよく言われるフレーズ
引きとめに使われるフレーズを知っておくことで、対応を前もって考えられます。
どんな言葉で引きとめられるか?
どんな人から、どんな言葉で引きとめられるのでしょうか。
- 看護師長から「あなたがいないと困る」と言われ、引きとめられる
- 同僚から「あなたは新しいところではやっていけるの?」と心配され、退職の決断ができない
- 献身的な看護師が、患者さんから「あなたがいなくなると困る」と言われ、引きとめられる
看護師が退職を言いだせない理由
退職を考えてもなかなか言いだせないないものです。理由は3つあります。
師長から引きとめられることを不安に感じる
師長は組織内での地位や権限があるので影響力が強いです。
また、日頃から師長は看護師たちの指導やサポートをしているため、信頼関係が築かれており、その人からの引きとめには心理的な圧力を感じます。
上司や同僚から態度が変わられたら困るという不安
退職を伝えることで、上司や同僚に負担をかけたり、態度が変わられたら困るという不安があります。
職場をはなれることに罪悪感を感じる
自分が担当している患者さんや職場に貢献したいという思いと責任感が強く、退職で職場を離れることに罪悪感を感じます。
退職を知った上司や同僚が、退職に対して不快感や怒り、悲しみなどのネガティブな感情をいだき、退職者を無視することがあります。
この問題は、本人だけでなくまわりの人たちにもストレスを与えますし、むしろそんな上司や同僚のいる職場は辞める決意をして大正解です。
引きとめによって感じる看護師の心理
看護師が引きとめによって感じる心理はさまざまです。
- 引きとめられることによって、自分自身の決断に不安や迷いがうまれる
- 引きとめられると、自分が重要な存在であると思ってもらっているという安心感があるため、その安心感を失うことへの不安
- 退職によって周囲の人たちに迷惑や負担をかけてしまうことへの罪悪感
- 今まで築いてきた職場での人間関係を失うことへの寂しさや不安
- 新しい職場で自分がやっていけるか不安、長年同じ職場で働いてきた看護師にとっては、新しい職場での不安が大きくなる
- 引きとめる側が強引に説得したり、威圧的な態度をとったりすることで、今まで築いた上司や同僚との人間関係が壊れてしまうことへの不安
- 引きとめられることで、上司や同僚からの対応が変わり、人間関係が悪化する不安
引きとめられても、あなたの意思を尊重しましょう!
退職を考えているけれど「辞めたい」と言って、引きとめられるかもという不安の気持ちはよくわかります。
でも、引きとめられて残るとこで、今よりもっと苦しい状況になるかもしれません。
一歩踏みだす勇気を持ちましょう。
✅引きとめられないために、退職理由をはっきりしておく・上司との関係をよくしておく
✅引きとめられたときの対応方法は、まずは自分の気持ちを落ち着かせて、退職理由を再確認する・そして感謝の気持ちを伝える・聞き役になる ・相手の気持ちに寄りそう
✅引きとめを断るテクニックは、断りかたを工夫する・「いいえ」とはっきり言わない
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