■もう夜勤はやりたくない…
■日勤だけで生活できる?
日勤常勤は「夜勤なしで体も楽そう」と憧れますよね。
でも、日勤常勤になると…
- 4日勤があったりする
- 夜勤業務よりも日勤業務の方が激務など日勤の方が大変
さらに日勤常勤は収入が夜勤あり常勤と比べて、給料設定が低め、また夜勤ありの人より基本給減額などで、年収が50〜100万円ほど下がるケースが多いです。
生活費をシミュレーションすると「思ったより足りない…」と感じ、転職後に後悔する人も少なくありません。

療養型病院に勤務してる友だちは夜勤月4回だと年収500万以上、
日勤常勤の時は年収400万前後だったって言ってました…
・収入面では夜勤あり常勤に比べて年収が100万円以上下がるケースがほとんど
・夜勤手当がなく、しかも週5日通勤になるため「通勤回数が減る」というメリットもなし


この記事では、夜勤なし常勤を検討しているかたに向けて、収入の差、メリット・デメリット、向いている人向いていない人を解説します。
「夜勤はつらいけど収入は下げたくない」という方は、条件の良い日勤常勤求人を探しましょう。
私も利用した看護roo!のような看護師専門の転職エージェントなら、希望に近い条件の職場を無料で探してくれるので、情報収集だけでも動いておくと安心です。
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日勤常勤の収入は夜勤あり常勤と比べてどうか
さらに日勤常勤は収入が夜勤あり常勤と比べて、給料設定が低め、また夜勤ありの人より基本給減額などで、年収が100万円以上下がるケースが多いです。
夜勤手当がなくなる分の年収減
看護師の給与を底上げしてくれるのは、実は基本給ではなく夜勤手当です。
夜勤手当がなくなるということは、つまりボーナスをカットされるのと同じくらいの衝撃があります。
たとえば夜勤手当が1回1万円、月4回なら4万円。病院によっては1回1万円以上も珍しくありません。
月4万円減ると、年収ベースで60〜80万円のダウン。ボーナス1回分が消えるイメージです。
求人票には「月給〇〇万円」と書かれていると、年収ベースでの減少幅をイメージできていないまま転職して、「思ったより少ない💦」と嘆くはめに…給料明細の比較(例)



病院外来の日勤常勤で「手取りが20万以下…」というかたも💦
そもそもの給料設定が低め
看護業界では「夜勤ができる人」が欲しいので、夜勤をする人の給料設定は高めです。
反対に日勤だけになると、やりたい人はたくさんいるので、給料設定が低めになります。
わたし独自に転職サイトで、保育園看護師を調査した結果、年収は350〜399万前後に集中してました。


募集年収:225万〜455万/70件
平均値:約356.7万円
中央値:369万円
※看護roo!転職サービス内の公開求人東京地区の70件を独自調査(2025年8月)
「夜勤なし=楽」ではなく、「夜勤なし=ただ収入が減っただけ」になるリスクは十分あります。
日勤常勤のメリット・デメリット


日勤常勤のメリット・デメリットは下記です。
日勤常勤のメリット
- 夜勤がない分、体力的な負担が軽い
- 子育てや介護と両立しやすい
- 生活リズムが安定し、健康管理もしやすい
- 日中勤務なので、生活リズムが家族・友人とあわせやすい
日勤常勤のデメリット
- 夜勤手当がなくなるため、年収は大幅に下がる
- 求人全体が少なく、通勤圏内では選択肢が限られることが多い
- 保育園・施設など職場によっては、看護スタッフが少ないので相談できる相手がいない
- 必ず定時退社できるわけではない


日勤常勤が向いている人・向いていない人


日勤常勤が向いているのは「お金よりも生活リズム」という人。
向いていない人は家計を支える立場で、収入減は厳しい人です。
向いている人
- 子育てや介護で夜勤が難しい人
- プライベート優先で収入が減っても大丈夫な人
- 定時上がりが何より大事な人
要するに、「お金より生活リズム」という価値観の人には向いています。
ただし、「定時上がり確実」という保証はないことは覚えておくべきです。
向いていない人
- 家計を支える立場で収入減が厳しい人
- 業務内容の変化やイレギュラーに弱い人
- 「日勤なら楽」と思っている人
日勤常勤だからといって、外来や訪問診療の補助など、夜勤とは違う種類の負担が増えるケースもあります。
「夜勤なし=暇」ではありません。
日勤常勤の職場とメリット・デメリット


保育園看護師のメリット・デメリット


・子どもと関われて癒される
・日勤固定、土日祝休みが多い
・残業が少なく家庭と両立しやすい
・保育士業務の手伝いが増える(掃除・片付け・行事参加など)
・感染症シーズンは地獄(胃腸炎、インフルが一気に流行)
・保護者対応が大変なことも
・基本的に看護師は1人なため、責任が大きい
検診センター看護師のメリット・デメリット


・日勤固定(8:30〜17:00など)
・残業ほぼなし、カレンダー通り休める
・業務がルーティン化されていて楽
・単調すぎて「看護師としてのやりがい」が薄れる
・給料は低め
・繁忙期は流れ作業で人間扱いされない感覚に…
クリニック看護師のメリット・デメリット


・日勤のみで生活リズムが整う
・患者さんと距離が近い
・医師が常にいるので、安心
・院長のカラーに左右されすぎ(ワンマン経営リスク)
・スタッフが少なく人間関係が濃すぎる
・社会保険加入がないところもある
・日給月給の場合があるので、長期休みは収入が減ることも…
日給月給とは…
働いた日数や時間に応じて計算する給料制度のこと。
1か月分まとめて支払われるけれど、「月給で安定しているけど、休むとその分引かれる」仕組みが 日給月給 です。
訪問看護師のメリット・デメリット


・患者さん一人ひとりとじっくり関われる
・スキルを幅広く活かせる
・比較的給与が高い
・オンコール対応が必須で精神的に休まらない(※精神特化の訪看はオンコールなしの事業所も)
・移動時間が長く、天候にも左右される
・ご家族対応がヘビーで「看護師」より「調整役」になることも
企業内保健室看護師のメリット・デメリット


・土日祝+夏休み+年末年始休み、
・医療行為なしで精神的にラク
・福利厚生が手厚い
・看護スキルがほぼ使えない=キャリアにならない
・採用枠が少なく狭き門
・社内の立ち位置が微妙で「雑務要員」扱いされることも
特養(特別養護老人ホーム)


・基本的に入居者さんの体調は安定している
・ブランクがあっても採用されやすい
・医療処置が少ないので、スキルが落ちることも…
・医師が常駐していないので、救急時の判断は看護師になる
・看護師の人数が少ないので、人間関係がこじれると逃げ場がない
私が日勤常勤を選択しなかった理由
私も離婚にあたって、夜勤は無理と思い日勤常勤の職場を探しました。ですが、生活費が足りなくなる・通勤時間がかかる、の2つの理由で辞めました。



日勤常勤を諦めかけたところに、月1夜勤で常勤扱いの病院が見つかったんです
生活費を計算してみたら、全然足りなかった
求人票の「月給25万円〜」という数字だけを見ると、それなりに見えます。でも、夜勤手当がゼロになり、基本給が減給されると一気に手取りは減少。
私の場合、子どもの教育費などと生活費を含めると、完全に赤字でした。
試しに支出項目を洗い出してみて、「あ、これは日勤常勤は無理だ…」と判断しました。
「日勤常勤はラクそうだから…」と転職して、後から年収を知って驚く人は意外と多いです💦
通勤時間がかかる
保育園の送迎も家事もあるので、自宅から近い職場を探していました。
でも日勤常勤で探すと、通勤圏内に条件があう職場が少なく、片道1時間以上かかる求人ばかりに。
通勤時間がかかると、日々の家事育児の時間を取られてしまうので、諦めました。
日勤常勤で後悔しないために確認しておくべき4つのポイント


- 求人票の給料は必ず手取り換算する
社会保険料・税金を引いた額を計算しないと、実際の生活レベルが見えません。 - 業務内容を事前に確認する
見学や職場訪問で、実際に日勤常勤のスタッフが何をしているのかを確認しましょう。 - 通勤時間を軽視しない
毎日通うとなると、通勤の負担は予想以上に大きいです。 - 複数の職場を比較して決める
収入シミュレーションをする
転職前に必ず、年収換算と家計シミュレーションをやってみましょう。
求人票の「月給25万円」に飛びつくのは危険。夜勤あり時代と比べて、年間いくら減るのか、生活費は足りるのかを数字で確認してください。
手っ取り早いのは、前年の源泉徴収票を確認することです。
- 「支払金額」欄(上の方に大きく記載)が、その年の総支給額=年収です
- 手取りではなく、税金や社会保険料が引かれる前の額なので、生活費の計算をする際は「ここから毎月の天引き額を差し引く」イメージで計算します
この「自分の正確な年収」を知らないまま転職すると、
「思ったより手取りが減った」「家計が回らない」という失敗につながりやすいので注意しましょう。
業務内容と残業の有無を確認する
「日勤=外来」ではありません。訪問診療、健診業務、救急外来のヘルプ…想定外の仕事が入ることも多いです。
面接時に必ず、残業の有無・業務範囲・繁忙期を聞きましょう。
見学をしてから、現場の空気も確かめてください。
通勤時間を軽視しない
毎日通うとなると、通勤の負担は想像以上に大きくなります。
面接のときは「まあ1時間くらいなら…」と思っても、実際には朝の満員電車や渋滞、天候による遅延などが重なり、じわじわと体力を削っていきます。
特に日勤常勤は週5日フル出勤が基本。
ですが、日勤常勤は通勤回数が減るメリットがなく、毎日通勤しなければいけません。
そのため、通勤の負担は想像以上に大きくなります。
通勤時間が長いほど、家事・育児や自分の時間が確実に減るのは避けられません。
時間はお金と同じくらい価値があります。
今より通勤時間が片道30分多くなるなら往復でプラス1時間。
週5日勤務なら週に5時間、月20日勤務なら約40時間もの時間が増えることになります。
この時間を家事や育児、睡眠にあてられたら…と考えると、短縮できる通勤時間の重みがわかります。
日勤常勤の求人を選ぶときは、「給料」と同じくらい「通勤時間」も条件に入れることをおすすめします。
近くて条件が少し劣る職場の方が、長期的には満足度が高いケースも多いです。
複数の職場を比較して決める
ひとつの職場で即決するのは危険です。
求人情報サイトや転職エージェントで複数の条件を比較したほうがいいでしょう。
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夜勤を月1回だけ入れる「夜勤1回常勤」など、中間の働きかたもあるので、いい条件の転職先を見つけてください。


まとめ
日勤常勤は、夜勤がない分体の負担は軽くなりますが、夜勤手当がなくなるため年収は大きく減少します。加えて、週5日勤務で通勤回数が減らないため、時間的な自由度も大きくは増えません。
後悔を防ぐには、①収入シミュレーション、②業務内容と残業の有無確認、③生活時間の優先度見直し④複数職場の比較が重要です。
「楽そうだから」「夜勤が嫌だから」だけで決めず、数字と生活スタイルの両方から冷静に判断しましょう。それが、長く安心して働ける職場を見つける最短ルートです。
「やっぱり夜勤はつらい、けど収入は下げたくない」という方は、条件の良い日勤常勤求人を探しましょう。
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